キャラメルのルーツを訪ねて(1日目)


 キャラメルのルーツを訪ねるフィールドワークを、本研究室3年生と一緒に行いました。千葉県南房総市・鴨川市にまたがる嶺岡牧では、江戸時代に幕府直轄牧として白牛が飼養され、明治時代には嶺岡牧社等の地域酪農会社が設立されました(詳しくは、かつて書いた記事をご覧いただければ幸いです)。明治期には、嶺岡地域一帯で1,000頭ほどの乳牛が飼養され、酪農経営が行われていました。 じつは、この地域では、歴史的に酪農が盛んであったことから、明治期に多くの煉乳所が創業しました。それが統廃合することで、後の明治や森永といった主要な乳業・製菓企業の系譜につながっていきました。煉乳は、大正期に大ヒットした「キャラメル」製品に必要な原料でした。この嶺岡牧近辺で製造された煉乳は、当時のキャラメルの原料になっていたのです。今回のフィールドワークの目的は、そのキャラメルの「ルーツ」を発見することでした。なお、現地には、ルーツの他にも食や農に関係するさまざまな見所があるため、途中に別途視察を組み込むこととしました。

 

 東京駅から特急で2時間、安房鴨川駅に到着です。




  南房総市の道の駅和田浦WA・O!にて、鯨丼を食べました。この地域では、伝統的にクジラ漁が行われてきました。

 

 昼食後、いつも大変お世話になっている「千葉県酪農のさと」を訪ねました。快晴です。なんか、現地に行くと、ついつい説明したくなってしまいます。


 明治期からの牛乳瓶が展示されています。牛乳瓶の蓋は、最初はこのような形をしていました。


 ウシの胃袋の解説です。ウシの胃袋はいくつあるでしょうか。


 日本牛乳食文化のルーツ。


 「鳳凰ミルク」の看板です。当時、海軍に納められていた煉乳です。
 

 嶺岡牧を背景に。あたりは山林と化していますが、かつては、辺り一帯が、このような景色でした。


 ブラウンスイスのミルクを使った濃厚アイス(南房総市の佐野ファーム製)

 

 ついこの間新しくなった「みんなみの里」(総合交流ターミナル)を訪問し、視察させていただきました。みんなみの里には、地元農産物の直売コーナーやレストランなどのコミュニティスペースがあります。これから、無印良品が、ここの経営を担うことになりました。新店長さんにもご挨拶。無印良品では初めての地域施設経営です。


(つづく)